社長が会社に居る理由

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七星です。

 

私は、朝8時から夕方18時ぐらいまで、

ほぼ毎日会社に居ます。

 

 

「いやいや、当たり前でしょ!」

 

って、思う方もいると思いますが、

社長仲間から言わせると、

 

「なんで、そんなに会社にいるの?

 そんなに仕事があるの?」

 

とか、いろいろ言われます。

 

 

やずやの西野先生には、

 

「社長がそんなに会社に居たら、

 社員が可哀想だね。」

 

と、言われたほどです。

 

 

今日は、私が会社にいる

理由について、お話しします。

 

 

会社には、段階があります。

 

神田先生がおっしゃっている

成長のSカーブみたいなものです。

 

・導入期
・成長期
・成熟期
・衰退期

 

この中で、導入期や成長期は、

社長が会社に居た方がいいです。

 

 

そして、成熟期になったら、

スタッフの成長や、

 

会社の安定化を考えて、

社長は、居ない方がいいです。

 

 

じつは、ここ最近、

社長室を作りました。

 

 

今までは、私が中心で

会社を回していたのですが、

 

これを各部署に

任せることにしました。

 

うちの会社もついに、

成熟期に入った証拠です。

 

 

ここで、大半の社長は、

会社に来なくなるのですが、

大きな落とし穴があります。

 

 

社長が会社に来なくなるメリットは、

『会社が成長すること』ですが、

 

 

デメリットは、

『外部からの攻撃に弱くなる』

ってことです。

 

 

人材の引き抜き、社内機密の漏洩、

スタッフがお客さんに操られて、

必要以上のサービスを提供、

 

うちで言ったら、

号外広告の乱用とかね。

 

 

実は、私も

平先生の会社、インプロビックの

スタッフと仲良くなって、

 

無理なお願いを

こっそり通してもらってました。 笑

 

 

大きな会社、組織というのは、

お客様や外部に対して、

公平でなければいけません。

 

 

ビジネスとは戦いです。

 

外部の会社の社長が交渉にきて、

スタッフが対応した場合、

いいように利用される場合が多いです。

 

 

そのような事がないように、

最終的な決定は、社長がするべきです。

 

 

だからこそ、

近い場所に居ないとダメです。

 

 

ただし、衰退期に入ると、

既に、組織として、

 

盤石になっているので

話が変わってきます。

 

社長の意向すら通らない

完全公平な会社になっているからです。

 

 

 

引き抜きや、機密の漏洩などは、

私が特に、気を遣っている事ですね。

 

 

お客様は別ですが、

外部の人間と、スタッフが

 

必要以上に接触しないよう

気をつけています。

 

 

特に、プログラマーへの

外部接触は、極力なくしています。

 

ここは、うちの会社の

心臓部だからです。

 

 

エキスパートメールの

到達率の秘密とか

外部に漏れたら大変です。

 

 

私が週に1回しか会社に来ないとか、

不規則な時間で出勤していたら、

 

このようなコントロールをするのは

やはり難しいです。

 

 

過去に崩壊した組織、会社を見ると、

外部の人間が原因だったことも

結構多いです。

 

 

人の流れや、お金の流れが変わると

流れが向いた先が儲かる理論があります。

 

外部の人間が

その組織を崩壊する方向に導いて

利益を奪う。

 

 

このような考えを、

スタッフが、社長と同じレベルで

意識するのは、なかなか難しいです。

 

 

あまり秘密主義すぎても、

会社は成長しないし、

バランス感覚が重要ですね。

 

 

多少の毒が入っても、

すぐに除去できる体制を作る。

 

そのためにも、

社長は常に会社に居た方がいいです。

 

 

成熟期での社長の仕事は、

白血球かもしれませんね。

 

 

ここ数年で、ちょっと成功して、

あまり会社に行かないで、

遊びに集中している人達に警告します。

 

365日の恋愛ルールではないけど、

多きな成功は10年継続して

初めて、あと10年楽できる。

 

遊びは遊び、仕事は仕事。

 

たった1年、2年、

結果を出したからって

 

気を抜いていたら、

すぐダメになりますよ。

 

 

 

まず受け入れる事の重要性

 

 

七星です。

 

人というのは、

100%ではありません。

 

 

人の悪い所ばかり見る人って

いるじゃないですか。

 

服装とか外見も悪いし、

仕事が出来そうもないから、

 

この人の言ってることは

信用出来ない。

 

だから、その人の話は、

全然聞かないとか。

 

 

私自身、いろんな親方から

教えてもらいましたが、

まずは、全部を受け入れてください。

 

 

その人の言っている事が、

正しい事なのか、

間違っている事なのか、

 

というのは、見習いが

判断出来る訳がないんですよ。

 

 

自分に、判断するだけの

知識や技術も無いのに、

 

その人を否定するのは

バカがする事です。

 

 

誰かから、何かを教えてもらう時は、

ますは、全てを受け入れる。

 

全てを受け入れて、

全てを実行してみた上で

良い、悪いの判断をしましょう。

 

 

私自身、職人時代には、

3人の親方が居ました。

 

現場で仕事をする時に

バケツと水を用意するのですが、

 

・ある人はバケツに水

・ある人はバケツにお湯

・ある人はお湯の中に
 ママレモンを一滴垂らす

 

 

「テメー、なんで

 ママレモンを入れないんだ!」

 
 
「なんでお湯なんだ!」

 

って感じで、親方によって

相当、怒られていました。

 

 

その当時の私は、

チンプンカンプンで

 

何が正しいのか、

全く分からなかったのに、

 

水のバケツを準備する

親方が正しいと、勝手に判断をして、

 

他の親方が言ってる事に

聞く耳を持ちませんでした。

 

 

その結果、否定した親方の

カッターの持ち方とか、

 

他の技術まで、全部否定して、

すごくもったいない事をしました。

 

 

自分がある程度成長して、

自分で判断できるようになってから

分かったのですが、

 

材料、その時の気候、湿度、

現場の状況によって

 

水が良かったり、お湯が良かったり、

ママレモンを一滴垂らした方が良かったり

いろんなパターンがあったのです。

 

 

自分で正しい判断が出来ない時は、

教えてもらった通りにやってみた方が

良かったなと考えています。

 

 

もし、あなたが新しい技術を

身に付けようと思った場合は、

 

良い悪いの判断を勝手にしないで

まずは、その人の言った通り

全部やってみてから判断する。

 

そういう風にした方が

圧倒的に成長があります。

 

 

失敗は成功の種です。

 

 

大工、てめー邪魔だ!

 

 

七星です。

 

仕事をしていく上で、

自分のスキルだけを磨けば良い

ということはありません。

 

全体の流れを

把握する必要があります。

 

 

大きな結果を出すだめには

いろんな知識やスキルを

手に入れておいた方が良いです。

 

 

昔、私はクロス職人でしたが、

大工、電気、水道、ガス、ペンキ、

 

いろんな技術を

ある程度、把握していました。

 

 

そうすると、

他の職人の腕が良いか、悪いか、

 

仕事が早いか、遅いか、

という事が分かるので、

全体の流れが把握できます。

 

 

大工さんがここまでやれば、

もうそろそろ自分の仕事ができるとか、

 

今これをやっておかないと

後々、大変になるとか、

自分の仕事がやりやすくなります。

 

 

要は、自分の仕事がやりやすいように、

環境を整える事ができます。

 

 

段取り8割、現場が2割

という話をよくしますが、

 

自分自身の技術が

どんなに優れていても、

 

仕事がやりづらい環境では、

良い仕事が出来ません。

 

 

効率が悪い=コストがかかる

ってことなので、

それは、お金儲けが出来ないって事です。

 

 

そういう意味で言うと、

環境を整える事は重要です。

 

 

『ジャイアンになれ』

って言葉があります。

 

職人の場合、

自分ひとりが良ければ良い

っていう気持ちも

多少はあった方が良いです。

 

 

「大工、てめー邪魔だ、どけ、

 俺が仕事するんだ」

 

と、言うかどうかは別としても、

周りの人に、気を遣い過ぎたら、

 

いつまでたっても、自分の仕事が

出来なかったりします。

 

 

あまりに露骨だと

嫌われちゃいますが、

 

全体のバランスを見て

なおかつ自分が一番得をするように

上手く現場をコントロールする。

 

そうする為に必要なのが、

いろんなジャンルの知識です。

 

 

全体を把握出来る人は、

腕が良いし、良い仕事が出来ます。

 

その結果、現場監督さんとか、

仕事を依頼する人から評価されるので、

良い単価をもらえます。

 

 

稼ぐためには、

自分の仕事だけではなく、

全体を把握する力が重要です。

 

 

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